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Android用ラップタイマーアプリ「Drogger」の導入
こんにちは。娘たちにすまない父(@sorrydaughters)です。
サーキット走行をするようになるとラップタイマーが欲しくなります。
もちろん走行するサーキットでセンサーをレンタルして計測することはできます。
ただ、周回のタイムだけ見てもなかなか次の走りには反映することは難しいのではないでしょうか?
特に初心者の方であればあるほど、自身の走行の振り返りと次回走行時への課題の洗い出しをすることが上達への第一歩だと思います。
そうなると必然的にプラスαの機能がある「ラップタイマー」が欲しくなるものです。
とはいえ初心者がいきなり手を出すにはどれが自身にとってベストな機種なのか判断しにくい、専門性が高い機器でもあります。
また、サーキットに行くペースが(行けて)月一くらいであれば、けっして安い機器ではないため、費用対効果の面ではなかなか踏み切れないですよね。
できれば、まずはラップタイマーがどういったものかを試しに使ってみて、自身のサーキットに対する思い入れがその効果と合致すれば本格的に導入する、という流れがお財布的にもいいのではないでしょうか。
現在iOSやAndroid上でうごく計測アプリは多数出ています。
そのなかでも今回は私が使用するAndroidアプリ「Drogger」の導入方法を紹介します。
配線などのわずらわしさなく使用を開始でき、とりあえず初心者でも簡単に自身の走行ラインの確認や加減速の確認ができます。
もちろん専用の機材をバイクに設置して、もっと本格的に使用することも可能なすぐれたアプリです。
まずは「ラップタイマーとはどういったものか?」を体験するにはもってこいのアプリだと思うのでおすすめです。
この記事はこんな方におすすめです
- サーキットで早く走れるようになりたい
- そのためにラップタイマーの必要性を感じている
- ただ走行頻度からいきなり本格的な機材に手を出すにはちょっと早いかな?
Android端末を入手する
サーキット走行となれば転倒はつきものです。
どんなに注意していても不意に転倒する可能性は考慮しておくべきです。となると普段使いの携帯にアプリを入れてラップタイマーとして使用するには少しリスクが大きすぎます。
というわけで程度のいい安価な中古のAndroid端末を用意することをおすすめします。
もちろん、お手持ちでそういった端末があればそちらを再利用してみましょう。もしそのような端末がなければ中古で探されてみてはどうでしょうか。
その際の注意点として、このあと紹介するアプリ「Drogger-GPS」であれば、Bluetoothバージョンが5.0以上でWi-Fiが使用可能であることが要求されます。
どの端末が該当するかを探すには下記のサイトが便利です。
こちらで「Android Bluetooth5.0」などで検索して、ご自身のお気に入りの1台を探してみてください。
バイクへのマウント方法を用意する
マウント方法のおすすめは、視認性の良さから断然ステムマウントです。マウント機材として、見た目やホールド力の面からもQuad Lock®︎がスマートでいいと思います。
なお手ぶれ補正機能を内蔵した端末のマウントに関して、振動によるカメラ機能の低下(ピントが合いづらくなる等)が言われていました。
現在ではその対策として衝撃吸収ダンパーもラインナップされています。
もしツーリング時のナビゲーションとして普段使いの携帯をマウントする場合には、こちらも併用したほうが安全でしょう。
GPSレシーバーを導入する
端末では内蔵GPSを使用してGoogle mapなどの地図アプリが機能しています。ラップタイマーとして使用する場合、内蔵GPSではすこし精度不足です。
そのため、高精度なGPS機能が使用可能になるレシーバーを準備しましょう。
おすすめはDG-PRO1Sです。(画像は前モデルのDG-PRO1)USBで電源を確保できるため設置場所に困りません。
私はリアシートの中にマジックテープを貼り付けて、必要な時にだけバイクに取り付け、モバイルバッテリーを接続して使用しています。
これはバイクでのサーキット走行以外にも、登山のロギング等で使用できるため購入後の所持バリューが大変高い機材です。
サーキットでラップタイマー用に使用するなら、高額な上位機種を用意する必要はありません。Amazon's Choiceにも選ばれているDG-PRO1Sがおすすめです。
アプリ「Drogger-GPS」とペアリングする
アプリ「Drogger」を起動してサーキットを走行する
Androidアプリ「Drogger」を立ち上げると自動でサーキットを認識して、走行を開始すれば自動的にログが記録されます。
上記の動画は、スパ西浦モーターパークを走行したときにアプリに記録された走行ラインのログです。
高精度のGPSレシーバーを使用しているため、走行ラインにカクツキがなく滑らかに再現されています。
このように走行ラインが記録できるので、早く走れた時と遅かったときの比較や、久しぶりの走行でラインを忘れているときの確認など、幅広く活用できます。
アプリ内でこのようなデータが参照可能です。
サーキット走行を楽しむならラップタイマー
とまぁ、ごちゃごちゃ書かせていただきましたが私もサーキットには不慣れな初心者です。ただ、ラップタイマーの必要性は感じています。
普段からお世話になっているバイク屋でサーキットに強いショップであれば相談にのってもらい、早々にラップタイマーの導入を検討されてみてもいいかもしれません。
現状の自分の限界を安全に試せるサーキットで、こういったツールを使いながらより早く走れるようにあーだこーだ試してみるのも、バイクの楽しみ方のひとつですよね。
そんなわけで、さっそくサーキットへ走行に行ってきたので動画をご視聴いただけると幸いです。
それではまた別の記事で!
愛知県蒲郡市にあるスパ西浦モーターパークへ「Drogger」の検証をしに行ったのですが・・・予想外の結末を迎えます。
上記動画でも登場のQuadRock。ステムマウントの強力さを思い知りました。